mixiに書いたものを使い回し。ごめんなさい、ごめんなさい。
こちらのブロガーさんの中にも観た人がいるのでは??とも思い。
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楽しみにしていた「マリー・アントワネット」。
水曜日のレディースデーで見に行きました。
もろ「ベルばら」世代の私。
学生時代にフランスに行った時にはベルサイユ宮殿に2回行きました。プチトリアノンにたどり着いた時に一緒に行った仲間たちと「あぁここにアントワネットが・・・」としばし妄想トークをしたものです。
ベルサイユ宮殿を使ってロケをしたというこの映画。監督はソフィア・コッポラ。彼女がどのようなアントワネット像にしたのかがとても楽しみでした。
以下、ネタばれ
一言でいうと
『ものすごくお金をかけたコスプレ』
って感じ。
これ褒め言葉ですから(笑)
歴史大作を期待して見に行くと肩すかしだと思う。
でもチラシや予告編を見た段階である程度ポップな雰囲気だろうと予想がついていたので私的にはよい映画でした。
まず色使いがきれい。キャンディーカラーなドレス、靴、装飾品、そしてデザート。
デザートを食べながらアントワネットが取り巻きたちとおしゃべりするシーンのケーキやマカロンのおいしそうなことったら・・・。いつの時代もお菓子を食べながらのおしゃべりは楽しいものなんですね。
プチトリアノンに移ってからのアントワネットと娘(マリー=テレーズ)が庭の花を摘むシーンの美しいことったら・・・。
母娘が髪をゆるく結って、白いやわらかいドレスでお花を摘むのです。昔olive少女だった人にはヨダレもののシーンです。
自分の心に正直に生き、ちょっと現代風に脚色されたアントワネットでした。
映画の中でアントワネットがつぶやく一言に『ホントそうだよね』と思ったり、楽しそうに夜遊びして夜明けをグループで迎えるシーンに懐かしさを感じたり、愛すべきキュートなアントワネットがいました。
革命が近づいて来て、ベルサイユに民衆がなだれ込み、有名なバルコニーのシーンを経て、やっと「王妃」の顔になったのです。
食事をするシーンもとても多いのですが、過剰に装飾されたテーブルの上の大皿(しかも本当にただの飾りっぽい)、やたらと儀式化された食事のマナー・・・本当に毎日3回ずつやっていたのかと思うと・・・王様業も楽じゃないね。
起床〜着替えの流れも儀式になっていて・・・毎朝これだと逃げたくなりそうな・・・。
あ〜平民でよかった・・・と子供の頃には『私の前世はヨーロッパ貴族の姫だった』と信じていた私も考えを変えたのでした。
まぁそんな映画だったってことで。