野望というにはあまりにささやかなのですが、今年中にミシンを使えるように
なりたいのです。
結婚して1~2年経った頃にも一度「ミシンで何か作ってみたい!」と思った
時期があり、その時に母親がミシンを買ってくれたのです。
しかし・・・いざミシンの入った段ボールを前にすると何から手をつければ
いいのか途方にくれてしまい、その時には開封さえしませんでした。
それから10年近く・・・今もミシンは新品のまま段ボールに入ったままです。
2年前に引越しした時にそのミシンの箱を見た姑に
「ええ!?新品のまま10年近くもそのまんま?それはもう動かんわ!!」
とぼろくそにけなされました。
ミシンなんて子供がいなければほとんど必要のないものなんです。
しまったままじゃいけなかったですかね?お義母さん!!
と口答えするわけもなく、当時はそのまま黙っていたのですが、ここに来て
「ミシンで何か作ってみたい。手縫いで縫うのも時間がかかる。」
と再び思い始めたのです。
家庭科の授業でミシンを使ったはずなのになぜここまでミシンが苦手なのか?
それもこれも中学時代の家庭科のせいなのです。
中学校の家庭科室には電気ミシンが数台しかなく、昔ながらの足踏みミシンが
ほとんどだったのですが、要領が悪く他の人の2~3倍時間がかかっていた私が
ミシンを使う工程に辿り着いた時には当然足踏みミシンしか残ってないわけです。
しかも調子の悪いやつだけです。
昔のミシンなので縫う前の糸調子なんかを合わせるのが面倒で、やっと本格的に
縫うとこまで来た時には授業終了のチャイムが・・・。
とそんな状態でどんどん置いていかれていたのです。
課題は家に持ち帰るのが厳禁で先生が保管していたのですが、どうにもならなくなり
ある日こっそり先生の部屋に忍び込んで自分の課題を自分で盗んで持ち帰りました。
そして自宅で裁縫が得意な母親に全部縫ってもらい、課題発表(縫ったスカートを
自分で着てみんなに見せる)の授業に何とか間に合わせたのでした。
しかし家庭科の先生にはしっかりばれており、完璧にきれいに仕上がっていたスカート
だったのにその学期の通知表は2でした。
後にも先にも成績が2だったのはこの時の家庭科だけでしたよ・・・。
「2」という成績が母親もショックだったようで
「次の期末テストの試験では絶対に100点を取って先生をぎゃふんと言わせろ!」
と親戚のつてを頼って別の中学の家庭科の過去問題やら模擬試験みたいなのを
手に入れ、それを家で解かされる毎日でした。
そんなわけで
ミシン=思い通りに動かない、縫うまでが面倒、手を縫いそう、糸のかけ方の
順番が違うとちゃんと動かない、針が折れる、手前に動かしたいのに向こうに動き
出して悲惨なことになる、etc
というあらゆるマイナスイメージを中学時代に植え付けられたのです。
高校時代の家庭科のミシンの課題は先生の理解もありなんとか縫えたのですが
それでもミシンへの苦手意識は払拭されませんでした。
そんな私が高校時代の家庭科の授業以来約20年の時を経て、ミシンに挑戦
してみようかと思っているのです!!
母親なんてこれ読んだらひっくり返りますね、たぶん。
この前はじめてミシンの説明書を読みました。日本語で書いていましたが意味がよく
わかりませんでした。
ちょっと前に手芸屋さんでボビンを買おうと思ったのですが、どんな種類のを買えば
いいのか皆目見当もつかずそのまま帰ってきてしまいました。
当然、ミシン針もありません。
果たして本当にミシンを使える日が来るのか!?
乞うご期待・・・。
息子の幼稚園に手作りバッグが必要だったらどうしよう・・・。手縫いか・・・?